改造もやった!
表面処理も終わった!
そんなわけで塗装に入ります。
・
その1
スコタコ メタルスペックとエアブラシ、エアブラシのガイドブック購入。
・
その2
制作用の材料とツールを調達。だが、忘れ物あり。
・
その3
接着に瞬間接着パテも導入します。
・
その4
股関節の軸上げ改造を施しました。
・
その5
表面処理としてペーパー掛けしました。
・
その6
塗装前に細かい改造を行いました。
塗装前のパーツです。
これらに発色にムラが出ないようにサーフェイサーを塗り、全塗装してみます。
用意するのは、先日
調子に乗って購入したエアブラシです。
それと、普段ハードのコンタクトレンズを着用してますので、保護用のゴーグルとゴム手袋を用意しました。
シンナーが付着した手でコンタクトレンズを洗浄すると、シンナーがレンズに付着して翌日の装用時に凄まじく痛くなるから、そういう事態を回避しようと言うわけです。
次に、エアブラシ初心者として心強い見方として、
エアちゃんの登場です!
エアちゃんが言うには(正しくはクレオスの人)、サーフェイサーも塗料も原液1に対して うすめ液は2の割合で希釈しようという事。
もう、教科書通りに実際に1:2で希釈し、エアブラシで吹付けてみました。
勿論、
テストピースとして用意してたザクに!
思った以上に厚塗りになってしまいましたので、距離とエアの圧力を調節して薄く塗布できるようにしましたが、
塗料の粒子が兎に角凄い!
ここで弱音を吐くようでは真の漢とは言えないので、サーフェイサーを塗ってから主要な装甲板(スコタコは濃い緑と薄い緑の部分)を全て塗ってみました。
また、モールド(スジとかデザインとして掘られてるラインとか)の中でも細かい物はサーフェイサーを塗ったら埋まってしまう事もあるので、ケガキ針、画びょう、デザインナイフなどで彫りなおします。
モールドの一部が埋まってますので、彫りなおした後で軽くペーパーでバリ(と言うよりカエリ)を削って塗装の工程に移行します。
…と、塗装中の様子や細かいものについての写真はありません。
飛散した塗料の粒子が多過ぎて、作ってる本人が悲惨な状況に陥ってしまいました。
どれぐらい悲惨な状況なのかと言うと、足の裏にサーフェイサーの粉が付着してたり、鼻水が二色の緑色だったり、喉が痛くなったり…
健康に害が出る恐れがある以上、真の漢なら撤退も潔くするものです。
助けて、エアちゃん!ついでに乳もませてください。
エアちゃん「黙れカス!」
…と、言うようなやり取りはありませんが、室内ではなくベランダなどの室外で、近所迷惑にならないように気を使いながらエアブラシ作業を続行しました。
※塗装ブースというものがリリースされており、ファンが塗料の粒子やシンナー
混じりの空気を吸い取ってダクトによって屋外に排出できるようになってます。
多少値が張りますが、エアブラシで作業するなら必要不可欠な設備と思います。
また、ホームセンターで材料を調達して自作する事も可能ですので、
エアブラシでの作業を検討されてる方は必ず用意しましょう。
更にエアブラシ塗装の利点として、グラデーション塗装というテクニックがあります。
ポピュラーなもので、全体的に基本色か基本色より暗めの色をベタ塗りし、ハイライトとして明るめの色を極細吹きで塗装するというものに挑戦しようと思いましたが、エア圧の調整が下手過ぎるのか、ワンプッシュで勢い良く塗料が吹き出されてダマになりやすかったので断念しました。
それならわざわざエアブラシを調達した意味が無いので(ムラ無く薄く塗装できただけでも成果として良いんですが)、金属の「焼け」を塗装で再現してみました。
バイクのマフラーやジェット機のノズルなんかって熱で変色してますよね?
スコタコだとマシンガンのバレルなんかは熱で焼けてそうやと思いません?
つーわけで、マシンガンのバレルにサーフェイサーを塗った後に下地としてラッカー系の黒色を塗りました。
上からアルミパーツのバレル、プラパーツのバレル、スコタコのヘビーマシンガンの上に付いてる用途不明の筒です。
※グレネードという解釈もあるようですが、バレルがイカれた時に換装して使うための
スペアのバレルではないかと勝手に思ってます。
マシンガンの色はシルバーなので黒色が下地だと良い具合に発色します。
ですが、今回こだわるのは金属っぽいとい点なので、シルバーではなく…
メッキシルバーを塗ります。
このメッキシルバー、ナノ粒子によって金属特有の光沢が再現できるだけでなく、うすめ液で希釈する必要が無いので手間要らずのスグレモノです。
メッキシルバーを塗ってみました。
写真では解り難いのですが、金属のようなテカリがあります。
このままだと買いたて新品のオモチャっぽくなるので、重量感を出すためにエナメル系の黒色を薄く吹き付けます。
エナメル系を使用する理由として、ラッカー塗料を使うとメッキシルバーの塗膜と混ざって汚くなるからです。
うっすらと黒を上から吹き付ける事により重量感が出たと思います。
換装後にラッカー系のツヤ出しクリアーを塗布し、エナメル系のスモークと言う色でウォッシングをします。
ウォッシングとは、うすめ液で辛うじて色が付く程度のシャバシャバになるまで希釈した塗料を塗り付け、ティッシュや麺棒でざっくりと拭き取って汚れを再現する手法です。
ウォッシング後に銃口部にエナメル系のクリアブルーを、基部に同じくエナメル系のクリアオレンジを薄吹きで塗ります。
写真では解り難いですが、薄く吹き付ける事により、同一面上で変色してるように見せてます。
更にタミヤのウェザリングマスターのシルバーとガンメタルをドライブラシしてやって完成です。
ドライブラシとは、筆にとった塗料をティッシュなどでカサカサになるまで拭き取り、文字通り筆先が乾燥したような状態で模型をはたきながら塗料を塗布する手法です。塗料は軽くこすり付けられるような状態なので、模型の凸部分を中心に塗料が薄く付いて、立体感や使い込まれた感が表現できます。
ドライブラシ後です。
実物がどんなもんかは見た事が無いのですが、恐らく「焼け」もあるだろうし、汚れもあるだろうという事で。
この「焼け」が塗装で再現できた時点で完全に自己満足ではありますが、かなり悦に入ってます。
【予告】
腕は微妙。用心深くもない。
時により紛失もした。卑怯者と罵られた事もある。
味方の死肉を喰らうような事もした。
運は良い方ではない。
だが、それだけだ。
それだけでも生き残り続けたと言うのだ。
違う!
遺伝確率250億分の1・・・
異能の因子、異能生存体。
それは作ってる人と無関係だ!
次回 「装甲」
この次も地獄に付き合ってもらう。