いよいよ大詰めです!
全て用意できたので一気にフィニッシュです!
・
その1
スコタコ メタルスペックとエアブラシ、エアブラシのガイドブック購入。
・
その2
制作用の材料とツールを調達。だが、忘れ物あり。
・
その3
接着に瞬間接着パテも導入します。
・
その4
股関節の軸上げ改造を施しました。
・
その5
表面処理としてペーパー掛けしました。
・
その6
塗装前に細かい改造を行いました。
・
その7
エアブラシ塗装を行いました。
・
その8
筆塗りしたり予期せぬ破損があったり…
全パーツに つや消しクリアを吹きつけてから組立てていきます。
組立説明書だと胸部→武器→頭部→脚部→腕部→腰→腹部→アセンブリになりますが、つや消しクリアの乾燥する順(吹き付けた順)で組立てていきます。
まずは脚部。
一見、何の変哲も無い足首ですが…
急旋回、急停止や、「ペールゼンファイルズ」ではザキが地面に打ち付けて回転軸にしてバララントのファッティーを投げ飛ばしたりしたターンピックが稼動します。
更に つま先を上げると時速80kmで走行可能でATなら標準装備されているグライディングホイールがせり出します。
そして、大腿部やふくらはぎで構成された箇所は降着機構のギミックが搭載されており、パーツ差し替え無しで可変できます。
…と、装甲パーツを取り付けるとあらゆるギミックが目立たないように収納されているのがお解かりだと思います。
つぎに腕部です。
腕の延長加工を施してますが、違和感無く自然な状態になったので内心ホッとしてます。
この腕部は…
炸薬によって射出されるアームパンチのギミックが内蔵されてます。
内部のシリンダーはフレームと一体物でグレーに塗装してましたが、見栄えを考慮してシルバーとゴールドっぽい色(シルバーに黄色を混ぜただけ)を塗ってます。
そして、五本独立可動化させた指です。
キットそのままだと、中指、くすり指、小指が一体になってて不自然さが残りますが、独立可動させる事によってロボットとは言え自然な状態になったと思います。
これはこれで お約束ですね。
こんな感じで腕部が完成しました。
脚部もそうですが、塗装時に厚塗りになってたところが多々あり、それが原因で可動部がこすれたり差込がキツくて差し込めなかったりしてました。そういったところはデザインナイフの刃を立ててカンナ削りをしたり、組立てて見えないところはラッカー薄め液を塗って塗料を落として対処してます。
仮組みして塗装時に注意してたのですが、なかなかうまくいかなかったんですわ。
次に腰です。
腰は装甲板がやたら多く、取り付けようのボルトも含めると部品点数は40以上になります。
解り難いですが、腰を真下から見た状態です。
装甲板に追加装甲板を取り付けるだけならノーマルのスコタコと同じですが、更に上にエッチングの追加装甲板を取り付けてますので、厚みが増してボルトの付きが甘くなったり脱落を防ぐ為に裏から瞬間接着剤で固定してます。
腰が出来たら頭部です。
頭部と言えば、いや、ボトムズといえばターレットレンズです。
パーツ構成はこんな感じで、赤目はジュエルシールと塗装に二択で、塗装の場合はクリアパーツを取り付けます。
光沢や立体感を考えた結果、赤目と緑目はジュエルシールを使う事に決め、シールの表面に つや出しクリアを筆塗りして表面を保護するようにしました。
※緑目はクリアパーツのレンズを必ず使用します。
また、標準のレンズ(緑目)はアルミパーツとプラパーツの二択ですが、プラパーツはメルキア語が刻まれてますし、アルミだと他のレンズと違和感があったのでプラパーツを採用しました。
尚、一番小さな精密照準のレンズはクリアパーツの裏側にシルバーとミディアムブルーを混ぜた色を筆塗りして少しテカるようにしてます。
レンズの回転軸など、細かいパーツが多いのでピンセットを活用しただけでなく、軸は瞬間接着剤で固定してます。模型用のセメントだと樹脂を溶着するので、動かして接着してるところが外れると えぐったようになってしまい、再び取り付けると可動が柔らかくなったり、最悪の場合固定できない事になるかも知れないので瞬間接着剤で対処してます。
そして武器です。武器はシンプルにヘビィマシンガンのみです。
バレル(銃身)は前に金属の焼けを塗装で再現したアレのうち、アルミパーツを採用してます。
たかだか1丁しかない武装ですが、コレだけで重量感があります。
完成!
ミッションパックのホルダーや肩の吊り下げ用のフックなんかは こすれて塗装が剥がれてそうですので、ハゲチョロとしてウェザリングしてます。
コックピットのハッチやその周囲、腹部の手すりも搭乗時にこすれたりしやすいので、これまたウェザリングを施し、エッチングパーツは塗装後にデザインナイフやペーパーで塗料を削ってスクレイピングを施してます。
脚部も同様にハゲチョロを施し、写真はありませんが、足の裏はグライディングホイールで火花を散らして動いてるので前後方向にこすったようなキズをウェザリングで再現しました。
…ミリタリーモデルと同じような表面処理方法が通じるアニメモデルってのも面白いものですね。
スコタコの第四の目であるパイロットによる目視確認用のバイザーの可動も再現されてます。
ちなみにパイロットは、組立時にゴーグルのスコープに1mmのピンバイスで穴を開け、ヘルメットのクリアパーツの差込ピンがレンズになるような ちょっとした加工を施してます。
降着姿勢に変形は可能ですが、股関節の軸上げ改造のおかげで、上半身が少し前傾姿勢になってしまいます。さらに腕部の延長加工によって、腕を真っ直ぐ伸ばして拳を地面に立てた姿勢は再現できなくなりました。
まァ、降着姿勢でディスプレイしないので、これはこれで致し方なしを思います。
メタルスペックのパッケージっぽいポーズをとらせてみました。
うん、ヘビィマシンガンの両手持ち、カッコいいです。
(自画自賛含む)
TVアニメのオープニングと同じポーズをさせました。
1億台生産された量産機の分際でカッコ良すぎです。
…と、夏季休暇の大半を使ってスコタコを作ってたわけですが、正直言って今までの人生で模型制作にここまで時間を掛けた事はありませんでした。
(昨年のRGガンダムでさえ3日ぐらい)
予期せぬハプニングが起こったり、初めて使うツールに四苦八苦したりとしましたが、何だかんだ言いつつも集中して楽しめたのは大きな成果ではないかと思います。
この1/20スコタコは製造が中止されてるようですが、欲を言うと「ラストレッドショルダー」に登場したターボカスタムをリリースしてもらいたいものです。
レッドショルダーカスタムはキリコとバニラのフィギュア付でリリースされましたが、ペールゼンファイルズ版と同じく製造中止&在庫無しのようですし。
ちなみに、もしバンダイからPG(パーフェクトグレード)として1万円以上の価格設定でスコタコがリリースされたら、間違いなく飛びつくと思います。
アームパンチのカートリッジに炸薬を1個ずつ装填するとか、指の関節が全可動するとか、コックピットのモニターとかLEDによる発行ギミック内蔵とか…
そんなんを想像したら鼻血モンでっせ!
(飛びつくユーザーが限られてますがな…)