イスラエル主力戦車メルカバMk.3Dの制作も
前回に引き続いて3回目となります。
ぶっちゃけ、人生初のAFV(戦車や装甲車など)モデルとなり、色んな方々のHPやブログを拝見したり、模型情報誌に掲載されてる記事を参考にしながら作ってます。
人から見たら「こんな事しなくても良いのに」とか、「やり方間違ってるよ」等の意見が出てくるかも知れませんが、
いつも通り
お構い無しに突っ走ります。
前回はここ↑まで砲塔を組立てましたので、ここいらで組立ての工程を終わらせようと思います。
砲塔の上部装甲板を接着します。
こいつはキット特有の反りがどーとかねじれがどーとか言う以前に、合いが悪いです。
おそらく、本キットの中でも一番すり合わせが必要になる箇所だと思います。
なので、実際に仮組みして、取外してヤスリ掛けして、再度仮組して…と言う過程を経て、やっとこさ接着して固定できます。
こうして見るとキレイに収まったような気がしないでもないですが、実のところ何箇所か突っ張ってたりして実車ではあってはならないような隙間が多々ありました。
そこらへんは力技で接着のゴリ押し(?)で逃げてます。
ついでに、砲手ハッチと戦車長用ハッチを取り付けました…が、こいつらは可動部位ですが、オープン状態だとスカスカの中身が丸見え状態になりましたので、中身のフルスクラッチ化はせず、中身を見えなくする為にハッチは全て接着しました。
続いて、メルカバMk.3Dの外観上の特徴でもあるチェーンカーテンを砲塔に取り付けます。
バスケット部、チェーン部を組立てて、予備のキャタピラや携行品を取り付けると上の写真のようになります。
パッと見だけでも細かく出来てるのがお解かり頂けると思います。
今のところ破損はありませんが、あまりにも細かいのでちょっとした弾みで折ってしまいそうです。
こいつを砲塔に取り付けると…
寂しかった後姿だったのか、情報量が一気に増えると言うミラクルが発生するわけですね。
更に、砲手、戦車長用の窓を取り付け…
成型色なので微妙ですが、これで砲塔部分の大まかな組立ては完了です。
次にキャタピラです。
これがキャタピラです。
一個ずつ連結させます。
車体が大きいので、連結させる量も必然と多くなります。
模型制作で何が面倒かと言うと、同じ作業の繰り返しほど面倒なものは無いと思います。
しかも細かいパーツをチマチマと100個以上使うとか、
苦行としか思えん!
だけど組んだ!
俺、カッコいい!
上の写真でところどころマスキングテープを貼ってますが、これは一部接着をしてない箇所を固定する為です。
ロードホイールはゴム付を選択しており、キャタピラは黒鉄色に対してゴム部はつや消し黒になります。
塗装の手間を考えてみたところ、一度キャタピラを取外してから塗装した方が確実に塗装できると思ったので、キャタピラの接着は中途半端なかたちで終わらせてるわけです。
シャーシ部やロードホイールなどはサフ吹き後ブラックグレーを塗布し、シナイグレー一色で塗ってから上述の塗り分けを筆塗りで実施しました。
(この段階でホイール部、シャーシ部にウェザリングを施してます。)
更に…
このギザギザの凸部をキャタピラに引っ掛けて動力を伝えるので、必ず塗装はハゲます。
当然、模型でも再現するべきなので、一部だけハゲチョロをシルバーを筆塗りします。
一見地味ですし、キャタピラで見えないところもありますが、これで実車同様の塗装剥がれが再現できたと思います。
また、パッケージを見ると、車両側面にサイドガードが取り付けられており、全塗装終了後にウェザリングを施すのは面倒になると思ったので、キャタピラを接着して完全に固定してから、重点的に足回りにウェザリングを施していきます。
今回ウェザリングに使うのは…
タミヤからリリースされているウェザリングパステルAセットと、ウェザリングスティックのサンドです。
Aセットはサンド、ライトサンド、マッドの3色のセミウェットのパステルで、ウェザリングスティックはスティックのり状のマテリアルになります。
ウェザリングスティックは凸部などに引っ掛かると剥がれ落ち、更に水溶性ということから…
適当にキャタピラやロードホイールにこすりつけ、水をつけた筆でウェザリングを施したい箇所を ならすように馴染ませてやると…
あたかも凹凸に砂がこびりついたような状態が再現できると言うお手軽ツールなんですわ。
スゲー便利!
何となく単調になりそうですが、スゲー便利!
…やはりこのままでは単調になりますので、ウェザリングパステルのサンド(砂の再現)を全体に塗布し、更にマッド(泥の再現)を軽くドライブラシの要領で塗布しました。
これにより、単調な表現ではなく色合いにばらつきが出て情報量を増やそうと言う魂胆ですわ。
写真を撮り忘れたのですが、これらを済ませた後で、ウェザリングスティック、パステルを完全にキットに定着させる為にトップコートを全体に塗布します。
そんなこんなとしてシャーシ部に車両上面部、後部バスケットなどの細かいパーツを接着し、砲塔部に機銃などを取り付けることにより、全体の組み立ては完了となります。
はてさて、次回から塗装を行いますが、その前に牽引用ロープ、追加装甲板(エッチングパーツ)の追加、アンテナの追加を行わないといけないと思いつきました。
…が、塗り分けの都合上、特に牽引用ロープの工作は後回しにして、
その4に続きます。