月刊アーマーモデリングの8月号を購入し、女性ながらも趣味でミリタリーモデルの制作をされているという中村桜さんの記事を読んで、
結婚してくれ!
…と、思ってしまった穂村まさひろです。
アーマーモデリングの付録についてたDVDのナレーションをされている宮崎彩さんの声とお姿を拝見し、
ヤラせてくれ!
…と、いつも以上にゲスな考えしかこなかった穂村まさひろでもあります。
海の日と呼ばれる貴重な休日であるにもかかわらず、外は絶好調に雨天の為、自宅に引きこもってます。
そんなこんなで
その1、
その2に引き続き、タミヤよりリリースされたイスラエルの魔改造戦車・TIRAN 5の制作です。
前回まではディティールアップしながらの組み立て、シェイド塗装による立体映えするような塗装を施しました。
今回はその塗装にもう少し手を加えてみようと思います。
はてさて、基本塗装を終わらせる為、シェイド塗装で影を強制的に追加したわけですが、お次はハイライトに相当する箇所を塗装しようと思います。
本来、二つの塗装方法を混在させて良いものかどうかは解りませんし、今回の前置きに触れているアーマーモデリングなる雑誌では頻繁に登場する塗装方法の一つだったので、ここいらでチャレンジしてみようと思ったわけです。
そこで登場するのがカラーモジュレーションと呼ばれる塗装方法です。
凄まじく簡単に説明すると、面単位で色の彩度(明度?)を変化させて立体映えするように塗装するテクニックらしいです。
具体的に言うと…
・地面と平行な面・・・めっちゃ明るい
・地面と垂直な面・・・普通か暗い
・地面に対して斜面・・・上側はそこそこ明るい
だいたいこんな感じです。
模型上の演出であり、現実的にはありえない塗装になってしまいますね。
ですが、戦車模型は基本塗装を終えると必ずと言って良いほどウェザリングで汚すもので、ウェザリングによってちぐはぐで統一感の無い装甲の塗装がまとまる…らしいのです。
しかも立体映えするものだから、プロモデラーの方々は当たり前のように採用して凄い作例を雑誌に掲載されてるんです。
これはマネするしかない!
そんなわけでやってみました。
カラーモジュレーションを取り入れ、基本塗装を終えた車輌です。
(デカールも貼ってます)
右上におっさんが転がってますが、今は車輌に専念してると思ってください。
…と、大層な御託を上の方で言ってますが、
変化が解らん!
影が映りこんでて全然解らない状態ではありますが、地面と平行になる上面は全てシナイグレーにホワイトを混ぜた色を塗ってます。
斜面はそのままのシナイグレーです。
シェイド塗装により、車輌の下部に影が残るように塗装しているので、上面のみ明るい色を塗ってカラーモジュレーションと言ってる、
なんちゃって仕様になり下ってます。
こちらは砲塔です。
砲塔も上面に相当する箇所やハッチの中央に車体と同じシナイグレーにホワイトを混ぜた色を塗ってます。
また、砲塔は曲面の集合体なので、曲面でも上方に明るい色を塗ってます。
う~ん…解りにくいな…
こちらも砲塔ですが、予備履帯と迫撃砲を接着した状態です。
写真では影が映りこんでカラーモジュレーションの効果が良く解りませんが、実際にはハッキリと解るぐらいの明度差が生じてます。
要は一つの車輌なのにちぐはぐ感が出てしまってるという事です。
なので、全体的にまとまった色彩になるように、エナメル塗料でスミ入れとウォッシングを行いました。
どう変わったのか解らんわ!
※実物はハッキリとスジが目立ってます…
エナメル塗料によるスミ入れにより、ライトコードの境目やネジの輪郭がハッキリして…いると思いたいです。
砲塔に施されている鋳造表現である梨地(キットそのまま)もウォッシングによってくっきりハッキリ…になってるはずなんですが、微妙ですね…
ま、まァ、ウォッシングによって全体的に統一性のある色彩になりつつ、明るめの塗装もトーンダウンされました。
くどいようですが、
写真では何かショボく感じられますが、実物は変化がハッキリと解ってますよ!
そう思ってるのは、僕だけかも知れないけどね。
そんなこんなと新技術を導入して微妙な結果になってしまいましたが、着々とイスラエルの魔改造戦車がカッコよくなってきて、テンションが上がってきてます。
テンション上がった状態で次回は本格的に汚していこうと思います。
その4につづく!