昨年は夏季休暇中に
反重力装甲戦闘機ファルケを作りました。
(9月末まで掛かってたけど)
そんなわけで、今年も戦闘機を作ろうと思います。
今回のお題はコレ!
WAVEよりリリースされた1/20 ホルニッセです。
Ma.K.の前身であるSF3Dの頃、日東からリリースされたSF3D史上最大の大きさを誇るプラモデルの再販になります。
しかもただの再販ではなく、3Q MODELと呼ばれるWAVEのブランドとして、新規パーツを同梱した状態で再販されたキットです。
実のところ、ホビージャパンで初めて目にしたのがMAX渡辺氏が手掛けたホルニッセで、まさか自分自身で作ろうと言う気になるとは思ってもいませんでした。
ですが、昨年メルカバMk.3Dを購入した時に衝動的にホルニッセを購入し、組立て説明書に目を通して あまりにも難易度が高く…と言うよりも、組立があまりにも面倒そうだったので積プラ状態だったのを、ここいらで挑戦してみようと思ったわけだったりします。
…御託はどうでも良いか。
要は、ジェットノズルが5個もある戦闘機の機種部分が戦闘スーツであるという
「お前、ちょっと死んでこいや」と言わんばかりの漢気に満ちた機体!
真の漢なら挑戦してみようと思うのは当然でしょう!
「お前、ちょっと死んでこいや」と言わんばかりの漢気に満ちた機体ではありますが、Ma.K.で語られるはるか未来の戦史では、傭兵軍がファルケを投入するまでは、シュトラール軍が制空権を握っており、その際に活躍した機体がホルニッセらしいです。
要は反重力装甲戦闘機が登場するまで大空を我が物顔で飛び回って制圧しまくってたわけで、
漢気に満ちただけでなくファルケ登場までは最強の戦闘機だったらしいです。
そんなこんなで、ファルケ登場までは最強の戦闘機であるホルニッセを組立てます。
まずは、合わせ目消しが必要なパーツから。
戦闘スーツであるPKAの四肢は勿論ですが、このキット、バーニヤノズルがモナカ状態です。
複雑な形状になってるので、流し込みセメントを大量に流し込み、圧着させて溶けたプラを乾燥後に削る方法で合わせ目を消してみました。
黒い瞬着を使って合わせ目を消そうと思いましたが、形状が複雑なので流し込みセメントによるムニュを削る方法で対応してます。
運悪く合わせ目がヒケてしまっても、「デザインだ!」と思うようにします。
真の漢なら些細な事で動じません。
次に、胴体部の内部にディティール…と言うよりも壁を追加します。
エアインテイクやダイブレーキの開口部を覗くと、反対側が丸見えのスカスカな状態だったりします。
外観はカッコ良く漢気に満ちていても、スカスカなのはチャラい男みたいで宜しくないので、真の漢なら見えなくなるようにし、更に暗い色で内部を塗装しておきます。
こちらは胴体部の上面がわです。
エッチングパーツの真下あたりにプラ板で箱状に囲って暗い色で塗ってます。
エッチングパーツはメッシュ状なので、反対側が透けて見え、スカスカな中身が丸見え状態なので、ソレを防ぐ為の処置になります。
中身に少し手を加え、機体を組立てると…
合わせ目どころか、段差が出来てしまいました。
パネルラインとして残すことも考えましたが、箱絵を見るとパネルラインが無い…
だけど瞬着で段差を埋めたとしても削るのが凄まじく面倒…
そんなわけで、エポキシパテで隙間と段差を埋めました。
エポキシパテは粘土のように扱えるとは言え、完全にゴリ押しの力技です。
カッコ良く作れたらそれでOKなのです!
真の漢なら突っ走りましょう!
…と、エポキシパテを使ったので、ついでに戦闘スーツの関節もエポキシパテで作っちゃいます。
キットにはジャバラ状のゴムパーツとモナカ割りの関節パーツが同梱されており、どちらか一つを選択する方式になってます。
ですが、ゴムパーツは関節は稼動しますが塗装のときに気を使いそう(塗料が乗るかどうか解らない)ですし、モナカ割のパーツは合わせ目を消すのが面倒…
そんなわけでエポキシパテで作っちゃおうと思った次第です。
関節の処理が必要そうなのは両腕です。
まず、ゴムパーツやモナカ割りの関節パーツ以外を組み立て、モナカ割のパーツにあわせて肘関節を曲げ、肘関節のみを流し込みセメントで固定します。
その次にエポキシパテをでカバーし、だいたい30分ぐらい経ってから水を付けた爪楊枝を使ってジャバラ状になるようにいじくっていくと…
ソレっぽくなりました。
ちなみに、本キットは難易度がかなり高いと言われてます。
その理由として、昨今のプラモデルでは考えられないことですが、パーツ同士の合いが悪いです。
上述に機体を組立てた時に出来る段差もそうですが、位置決めのピンと穴を合わせてパーツを組むとアウトラインがズレることもしばしば…
更にやたらと多い打ち出しピンの跡やパーティングライン…
これらの面倒な処理に対応することが難易度の高さに直結しているような気がします。
ですが、
真の漢はなら
そんなもん気にしない!
面倒な作業も楽しまんとね。
その2に続きます。