一昔前はロック=不良が聴く音楽という位置付けで、少しワルぶったIRON MAIDENフリークな人が隠れてBon Joviを聴いてたりしてたものです。
表向きは「あんなのは軟派な音楽だ!」などと言いながらね。
裏では「最高!」なんてなもんです。
ロックの世界で革命を起こしたのがイギリスのビートルズで、彼らの演奏は従来のロックとは異なるものがあったらしいです。
…こまかいところは知らんけど…
その次により重く、より硬くした音とレザーにスタッドのファッションを定着させたのがJudas Priestです。
まァ一歩間違えたらSM趣味全開になってしまうような出で立ちなので、格好の良し悪しの基準が難しいかもしれません。
…と、アマチュア…俗に言うインディーズ・バンドに限っては、余程の人気があったり、ライヴハウスの強力な後押しが無い限り、プロミュージシャンと同じようなピンでのライヴは有り得ません。
ましてやCDのみの販売だけで活動するなんて無理です。
絶対にライヴ(ここではコンサートですわ)をやっとらんと進展しないのが現状なんですわ。
そんな中でも面白いのが、色んなジャンルと一緒に共演するという事です。
例えば…
・女子高生4人によるポップロック
・バラードが秀逸なデュオ
・明るい感じのハードロック
…ってな面子の中に
徹底したヘヴィメタル
ふわふわと楽しい雰囲気の中に唯一硬いどころではない
超重鉄鋼 …
可愛いあの娘はドン引きさ!
他の出演者の方も驚きまくる事必至!
…そんな光景が楽しめるのも醍醐味の一つかも知れません。
まァ、フェスなんかに行くと、このような異種格闘戦に近いものがあるのですが、普段からフェスと同じような状況を体験できるのもアマチュアならでは…ってとこですわ。
ちなみにロックのルーツはジャズ、ブルースから発展しているので、ポップロックだろうとヘヴィメタルであろうとも、元を辿れば同じ音に回帰します。
何処をどないに間違えてかは別にして、対極的に考えてもジャズやブルースが無かったらロックは誕生してなかったのかも知れない…と、考えてしまう今日この頃です。
更に、元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマン(東京在住)が言うには
「演歌はメタルだよ~」
などとほざきながら自らのギターで吉幾三の『酒よ』を演奏する漢です。
鳴き、ブレイク、リフを取り入れてド演歌がメタルに変化する様は凄いの一言です。
また、ハワイ出身のウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロはウクレレにアンプだけでなく、ディストージョンをつないでKISSの名曲『デトロイト・ロック・シティ』を演奏した事があります。
楽器だけがハワイア~ン♪
演奏はメタル!
そんなのを聴いていると、『音楽に国境は無い』という、どこぞのコピーが頭に思い浮かんだりもしました。
実に奥が深い……