前回に引き続き、イスラエル主力戦車・メルカバMk.3Dの制作です。
…と、まァ、前回はリヤ側に取り付けるバスケットを作りました。
ここいらで足回りをある程度組立てようと思います。
こいつらが前回作り終えたロードホイールです。
これらやサスペンションなどを取り付けて足回りが組みあがります。
何か戦車っぽくなってきた!
…と、喜んでるのも束の間、12個あるロードホイールは全て地面に接触できるように微調整しないといけません。
一個だけ浮いてたら違和感があるし。
キットそのものは細かい微調整が不要な作りになってるっぽいのですが、プラそのものが柔らかい為、加工はサクサクできるのですがロードホイールを接続する時に基部が少し変形したりします。
実際に平坦な面に置いたり、金差しをガイドにしたりして、12個全てが地面に接するように変形したプラを
強引に捻じ曲げる勢いで調整しました。
もし折ってしまったらどうするか?
それは簡単!
真鍮線を軸にしてリカバリーしたらOK!
…Ma.K.にハマってないと思いつかない発想かも知れません。
(意外と紛失したり壊したりしながら作ってましたので…)
次に車体です。
基本的な形状は上の写真のように平たい板っきれで、そんな板っきれにエンジンカバーやライトやら何やらと細かいパーツを接着していきます。
エンジンカバーは裏面から流し込みタイプのセメントで接着し、念のため…と言うか気休め程度に裏打ちとしてプラ板を接着してます。
また、足回りとドッキングさせる際に隙間が開いたりしますので、裏面にある凸状の打ち出しピンの跡は全て削り落とし、更に…
ナイフで示してる箇所を深く、且つ気持ち幅広になるようにカンナ削りします。
そうする事により…
足回りとドッキングさせて干渉する事がなくなるんですわ。
何の加工も施さないと、上の写真の箇所で隙間が出来てしまいます。
また、すり合わせと微調整をキッチリやってると、このようにフロント側も隙間もみられずキレイに仕上がるんですわ。
…で、気分転換に砲塔に着手します。
戦車と言えば砲ですし。
細かいパーツを接着し続ける車体の組み立てに飽きてきたから気分転換がてらなんですわ。
デカッ!
まず、やたらデカい主砲ですが、こいつは10個ぐらいの部品にパーツが分割されてます。
それらを組み立て、合わせ目を消し、さらに
真っ直ぐになるように微調整をしてます。
また、砲の基部はポリキャップにより可動し、砲に仰角をつける事が出来ます。
つまり、砲の基部は砲そのものの重量や可動させたときの重心の移動により負担が掛かり易くなり、破損する事も懸念されます。
なので…
黒い瞬着の充填&執着硬化スプレーでガッチリ固めました。
また、砲塔のリヤ側は板を立たせた状態でセメントで接着してるだけなので…
このようなかたちで黒い瞬着&瞬着硬化スプレーでガッチリ補強してます。
そこに左右の増加装甲板を接着して…
こうなるわけですわ。
車体の組立て時に何となく思ってたのが砲塔で確信したことが一つ。
基本的な形状は成型状態で再現されてますが、あくまでも基本的な形状のみです。
そこに装甲板を1枚ずつ面ではなくエッジで接着していく部品構成です。
その緻密と言うか根気が要ると言うか、アセンブルを楽しめる部品構成は ある意味面白く感じるのですが、
そら時間掛かるわな…
※ポピュラーなタミヤの戦車がどんなもんか知らんけど…
その3につづく!