まだ公開できる出来では無いのですが、少しずつ『MIKADO』第九話の続きを描いてます。
ぶっちゃけて言うと、第七話あたりから主人公である陣はあまりカッコ良くない状態が続いてます。
・キレてヒロインごと攻撃しようとするヒーロー…
・攻撃的な性格にも関わらず防戦…
・とにかく逃げまくる…
物語を進行させる上で必要な行動なので、仕方無い事だと思ってはいるのですが、『MIKADO』におけるヒーローは陣であり、ヒロインは弥生である以上、何らかのかたちで説得力があってヒーローらしい、ヒロインらしい行動をさせたいと常に思ってます。
現在セコセコと描いてるのは主にヒーローらしい描写…
簡単に言ってはいたものの、意外と難しい課題のような気もします。
いや、むしろ弥生のヒロインらしさの方が重要か…
そんな思惑とは裏腹に、同時進行で敵役でもある安田もカッコ良く描こうとしてます。
向井の健ちゃんはコレでもかと言うぐらいの悪党を貫き倒してますが、安田に関しては存在感をイヤでも知らしめるような強烈な印象が無いんですわ。
(第参話で見せた式神を使うところを発表してから時間も経ってるしね…)
強烈な個性が無いのなら、悪党でもカッコ良い見せ場を作ってやったら…
【安田さんの特徴】
・陰陽師
・丸眼鏡
・やせこけた頬
・シャチョーさん
・ジェントルな態度で外道
・ロリコン…?
キャラクターデザインをやってるのが作者である僕自身なので贅沢は言えませんが…
よくもまァ、使い勝手の悪すぎる材料をそろえたものだと痛感してます。
今更ながらですが丸眼鏡って、シリアスな物語に不似合いなアイテムのような気が…
ちなみに陰陽師ってある意味ヒーローっぽいのですが、そんな方を敢えて敵役にしてます。
コレはコレで面白いと思いますし、既存の考え方とは違う発想(かな?)になるので読んでて新鮮なものを感じてもらえたら狙い通り…なんですわ。
ただ単に引っ込みが付かなくなってるとも言いますが、気にしません。
…って言うか、このオッさんをカッコ良く見せるポージングって…?